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ヨシナシゴトヲツヅリマス

SSL証明書のインストール手順(CSRの作成Ver.2)のつづき

より具体的なメモ。

最近はssls.comというサイトでCOMODOのPositiveSSLを購入し使っている。GeotrustのRapidSSLが日本の代理店からしか買えなくなって、しかも価格が日本向けの(高い)値段になってしまったためだ。PositiveSSLだとこのサイトでは1年で8.95ドル、3年で14.97ドル。

 ふだん1つのサーバにいくつものバーチャルドメインを置いた運用をしているので、SSL関連ファイルはそれぞれのホームディレクトリの直下にsslディレクトリを作成し、そこに置く。混乱するので、以下の名前で統一している。

ssl.key  証明書用の秘密鍵
ssl.csr  秘密鍵を元に作るCSR
ssl.cert  SSLサーバ証明書
ssl.ca  ルート・中間証明書

は証明書を更新するときは、bk160902のようなディレクトリを作成して、ssl.ca以外のファイルをそこに移動して、新たにssl.key、ssl.csrを作り、発行された証明書をssl.certとして設置、service httpd restartして終了。

※複数サイトの証明書を入れ違えたなど証明書に不備があると、httpdの停止はできるが起動できなくなるので、十分注意。

cd ssl
mkdir bk160831
mv ssl.cert  ssl.csr  ssl.key bk160831
openssl genrsa -out ssl.key 2048 -sha256
openssl req -new -sha256 -key ssl.key -out ssl.csr
openssl req -noout -text -in ssl.csr
cat ssl.csr

こんなテンプレートを用意しておく。

bk******は作業した日付に直す。

cd ssl
mkdir bk160831
mv ssl.cert  ssl.csr  ssl.key bk160831
openssl genrsa -out ssl.key 2048 -sha256
openssl req -new -sha256 -key ssl.key -out ssl.csr

 をコピペする。CSRの作成は対話式なので、最低以下の内容を入力していく。終了すると、ssl.csrができる。

C Country Name 国名(日本の場合JP)
S State or Province Name 州名(日本の場合は都道府県名)
L Locality Name 地域名(日本の場合は市区町村名など)
CN Common Name コモンネーム(FQDN)

openssl req -noout -text -in ssl.csr

をコピペして実行。この中で、Subject: とある行を抜き出して内容確認。

Subject: C=JP, ST=Tokyo, L=Chofu, O=Epoch Ltd., CN=example.jp

 C、ST、L、O、CNの内容を確認する。

cat ssl.csr

 で、中身をそのまま出力してコピー。ssls.comのフォームにペースト。

発行された証明書をコピーして、Putty上で cat > ssl.cert で貼り付け。