去年の夏の終わり頃からiPhoneを使っているが、現状最も活用しているのが、Google CalendarとiPhoneカレンダーの連携である。
ここ数年は能率手帳のPAGEM(ペイジェム・B6版、4月始まり)を使ってきたが、今ではすっかりGoogle Calendarにシフトしてしまっている。Google Calendarが便利なのは、特定のアカウント向けに自分のカレンダーを個別に公開設定できること、複数のカレンダーを一度に表示できること、リマインダーがあることなどで、すごく便利。今は会社のバイトスタッフのシフトをそれぞれカレンダーに入力させて、それを私のアカウントで見られるようにしてある(いつ来るかすぐ忘れるので…)。これをiPhoneと同期させて活用している。
iPhoneとの同期方法はいくつかあるが、私は、Google Calendarで使っている色が再現できるCalDAVでの同期方法を選んだ。
- 自分のカレンダーの▼ボタンをクリックして、カレンダー設定を開く。
- カレンダーのアドレス欄に表示されているカレンダーIDをコピーし、 https://www.google.com/calendar/dav/********/user という文字列を作り(********の部分がカレンダーID)、iPhoneに送っておく。 最初からあるカレンダーは*****@google.comなど自分のアカウントのメールアドレスそのもの、それ以外については、***********@group.calendar.google.comなどという長いアドレスのようなもの。
- iPhoneで 設定→メール/連絡先/カレンダー→アカウント→アカウントを追加...→その他→CalDAVアカウントを追加 とたどっていく。
- 以下の通り設定していく。
サーバ *2.で作成した文字列 ユーザ名 Googleのアカウント(メールアドレス) パスワード Googleのアカウントのパスワード 説明 カレンダー名(iPhoneの登録済みカレンダー名として表示される) - 次へボタンを押して登録完了。
カレンダーの同期方法は、iPhoneの設定→メール/連絡先/カレンダー→データの取得方法で設定できる。一定時間ごとににGoogle Calendarの情報を取りに行くこともできるが、バッテリーを消費するので、私の場合は、自動取得は切ってある。
実は、上記の設定をして長いこと使っていたが、ときどき「不正なパスワードです」というダイアログとともに、IDとパスワードに入力ダイアログが出て、いくら正しいID/パスワードを送信しても何度でも出てくるので、キャンセルにして使っていた。そのためか、ときどき登録された内容が同期されていないことがあって、これはCalDAVでの連携が非公式であるためかと思っていたが、最近原因が分かった。
Google側で、認証にcapchaを使うモードになっていたのだ。 https://www.google.com/accounts/UnlockCaptcha にアクセスして、capchaを使用しないモードに戻したところ、上記の症状は解消された。今までの数ヶ月は何だったんだ。
参考ページ
- ログインはできるのに、iTunes上やiPhone上で同期をする際にパスワードが正しくないと出ます。 http://www.google.com/support/forum/p/calendar/thread?tid=2f1b98d1b01b32e2&hl=ja
- GoogleカレンダーをCalDAVを使ってiPhoneと同期する http://ameblo.jp/shiogama-gadget/entry-10284805373.html